【日本人向け】33across Lexicon ID 実装のやり方を分かりやすく解説!

33across Lexicon ID を実装することで、
ポストCookie対策を強化し、広告収益を向上させることができます。

この記事では、33across Lexicon ID の実装方法を日本人向けに分かりやすく解説します。

この記事の著者

魔理沙っち(爲國 勇芽)@marisachi426

3年目の副業ブロガー。2年間のブログ経験を活かし、2022年にテックライフを開設。
WordPress立ち上げのノウハウやITを生かして生活を豊かにする情報を配信中。

目次

33across Lexicon ID 実装でできること

ポストCookieについて

ポストCookieとは、そもそもAppleが先に打ち出した、アフィリエイトを含むサードパーティーCookie
と言うユーザー情報に依存するターゲティング(ITP)を規制しようと言う物の延長線です。

サードパーティーCookieと言うのは、広告配信事業者、マーケティング事業者など
が付与し保存するCookie情報のこと、住所・性別・年齢・趣味嗜好・サイトの回遊履歴など
を読み取ることで訪問者に最適な広告を配信するために使われていました。

登場当初は何ら問題の無かった3rdパーティーCookieですが、時代を経て個人情報の
域に達しておりそこに危機感を持ったのがGoogle、Appleそして各国の政府と言う御三家です。

エンジニア

ちなみに日本政府が行ったポストCookie施策は
電気通信事業法改正「外部通信規律の施行」です。

Googleは2024年第3四半期(Q3)までにはchrome利用者すべての3rdパーティーCookieの保存
を排除することとしています。
chromeのCookieが無効化されるとEdgeでも無効になります。

その場合広告配信事業者とパブリッシャーが取れる手段は以下の3通りです。

  • コンテキストターゲティングを行う
  • ファストパーティーCookieを基にした共通IDモジュールを活用する
  • プライバシポリシーサンドボックスを活用する(Topics etc...)

今回紹介する33across Lexicon IDはファストパーティーCookieを基にした共通IDモジュール
となります。

33across Lexicon ID とは

33Acrossはアメリカのカリフォルニア州に本社を置くグローバル展開の広告プロバイダーで
設立当初からCookieなどのユーザーデータに依存しないSNSを活用したターゲティングを行い
動画・バナー広告共にパブリッシャーの収益化に貢献している。

Googleとも提携しておりAdsenseなどのGoogleデマンドネットワークの提携事業者の一つ
である33Acrossは第三者Cookie情報に依存しないファストパーティーCookieのユーザーID
Lexiconを発表した。

現在、Lexiconは四半期ごとに42%の収益増を報告しており、毎日540億回の広告オークション
の収益を支援している。

導入する際の注意点

33Acrossに限らず、共通IDに全体における注意点ですが、1社だけのIDプラットフォームの
導入は避けましょう。広告主やデマンド(配信事業者)が対応していないIDであるケースも
考えれます。

できる限り主要IDは必ず全てカバー(導入)をし、可能であればIDハブ(identityHubやLiveRamp)
を合わせて導入するとカバー率を高めることが出来きます。
ユニバーサルIDとは?2つの用途と5つのユニバーサルIDソリューションを紹介! (anymanager.io)

魔理沙っち

こうすることで幅広い訪問者に対応できます。

実装方法「Prebidユーザーモジュール編」

HeaderBiddingのクライアントであるPrebidを活用すればどんなユーザーIDでも
非常に簡単に実装することが可能です。

必要物資

  • Prebid
  • 33Across IDモジュール
  • 33PID(パートナーID)
  • CMP(TCF API2.0以降の同意管理プラットフォーム)
魔理沙っち

Lexiconはローカルストレージにアクセスするので
TCF2.0以降の同意管理プラットフォームを用意しておくことを強く推奨します。

これらを用意しましょう。

Prebidを組み立てよう!

まずは、Prebidを組み立てましょう。
Download Prebid.js for Header Bidding

上記リンクにアクセスすると下図のようなページにアクセスできるので
そちらから接続するベンダーと必要なサブモジュールを選択してダウンロードします。

33Across PIDを申請しよう

Prebidが作成出来たら、33Across社にLexiconに接続するためのPID(パートナーID)を
申請しましょう。

PrebidUIM@33across.comにメールを送るか、すでに掲載している場合は
担当のアカウントマネージャーへの連絡またはLexicon Connections | 33Acrossのフォームを
記入するだけでOKです。

記入例:

  • ①33Acrossのパートナーですか?
    はい/いいえ:状況に応じて
  • 姓名
  • カンパニーメール
    (フリーメールは避ければ個人で問題なし)
  • カンパニーURL
    (持っていなければ接続予定のサイト1つ)
  • Lexicon接続予定URL
    接続予定のサイトを全て記入します。
  • 月間のインプレッション回数予測値を入力
  • Lexiconと接続するための広告テクノロジー
    該当する物をすべて選択します。

入力が済み送信するとアカウントマネージャーが1人割り当てられ
メールが返信されます。

実装

PIDを取得することができたら実際に導入していきます。

pbjs.setConfig({
  userSync: {
    userIds: [{
      name: "33acrossId",
      params: {
        pid: "0010b00002GYU4eBAH" // Example ID
      },
      storage: {
        name: "33acrossId",
        type: "html5",
        expires: 90,
        refreshInSeconds: 8 * 3600
      }
    }]
  }
});

このコードをベースにしていきます。

ちなみにUserIDsの中に追加のIDモジュールのパラメーターを追加することで
カバーする共通IDを増やすことができます。

pbjs.setConfig({
  userSync: {
    userIds: [{
      name: "33acrossId",
      params: {
        pid: "0010b00002GYU4eBAH" // Example ID
      }

ここまでは各共通IDのモジュール名とパートナーIDを指定しています。

   storage: {
        name: "33acrossId",
        type: "html5",
        expires: 90,
        refreshInSeconds: 8 * 3600
      }

この部分ではIDモジュールがアクセスする訪問者のストレージ設定を行います。

33Across LexiconはCookieを用いない駆動ができるためストレージタイプをHTML
にしておくことを強く推奨します。HTMLとはローカルストレージと呼ばれる機能です。

魔理沙っち

保存期間やリフレッシュタイミングは変更されないことを推奨します。

これで実装完了です、ここからはGoogle Ad ExchangeやOpenBiddingに
ユーザーID情報を受け渡すセキュアシグナルの有効化について解説します。

Lexicon IDをアドマネージャーを通じてobやAdxに受け渡す方法

GoogleアドマネージャーにはGoogle Ad ExchangeやOpenBiddingを利用するパブリッシャー
向けに共通IDのターゲティング情報を入札者や広告主に共有するセキュアシグナルシェアリング
と言う機能がベータで開放されています。

利用条件:

  • Google Ad Exchangeが付与されたアドマネージャーもしくはアドマネージャー360
  • アドマネージャー360の場合は共通IDを1社GAMの主要ターゲティング情報とする
    PPID(Publisher provided identifiers)が利用できます。

セキュアシグナルを有効化する流れ

セキュアシグナルの有効化は以下の流れでできます。

  1. Google 広告データ処理規約 (Google Ads Data Processing Terms) (safety.google)に同意する
  2. Google Ad Exchange設定よりセキュアシグナル共有を有効化する
  3. 広告データに関する連絡先を入力する
  4. デマンド設定を変更し利用を許可する
  5. 利用するセキュアシグナルの統合方法を設定する
  6. 完了
STEP
Google 広告データ処理規約 (Google Ads Data Processing Terms) (safety.google)に同意する

セキュアシグナルはGoogleの広告データ処理に該当するため、アドマネージャーの
パブリッシャーガイドラインや利用規約・契約に合わせて広告データ処理規約が適用されます。

STEP
Google Ad Exchange設定よりセキュアシグナル共有を有効化する

アドマネージャーの管理者から全般設定を開くとAd Exchangeアカウントの設定と言う項目が
あるのでこれを開きましょう。

開くとGoogle Ad Exchangeのseller.json設定や有効な広告タイプ(プロパティー)
アドエクスチェンジ版のGoogleパブリッシャーIDを確認することができます。

魔理沙っち

え?アドセンスアカウントは1つまででしょ?
と感じていますよね。
Adxは別プロダクトなので実質1人に2つ
パブリッシャーIDが渡されます。

エンジニア

ちなみに2つ目のpubIDはAdxを使っていなくても
Googleアドマネージャーを使い始めた段階
で払い出されます。

セキュアシグナル共有を上図の様ように有効にします。

STEP
広告データに関する連絡先を入力する

したらさらに下段にある連絡先を埋めときましょう。

埋めておくとGoogleのプライバシー法務チームから欧州一般データ保護規則(GDPR)
に関するアップデートをお知らせしてもらえます。

STEP
デマンド設定を変更し利用を許可する

セキュアシグナル共有の有効化が終わったらデマンド設定を変更していきます。

配信タブのデマンドチャンネル設定からデマンドの設定を変更していきます。

今回はセキュアシグナルのみ解説します。
基本は3つとも有効でOKです。

STEP
利用するセキュアシグナルの統合方法を設定する

デマンドチャンネルの設定が完了したら、利用するセキュアシグナルの統合方法を設定しましょう。

在庫タブ→セキュアシグナルからアクセスできます。

ここでは統合するセキュアシグナルとWebに関してはその統合方法を
以下の3パターン(プロバイダーによって異なる)から選択することができます。

  • Googleデプロイ
    セキュアシグナルの生成・収集用のスクリプトをGoogleが設置します。

    プロバイダーによっては追加でPIDなどを設定する必要がありますが、
    基本はノーコードで統合できます。
  • PrebidIDモジュール

    PrebidIDモジュールを活用した共通IDからセキュアシグナルを
    アドマネージャーに収取・共有することができます。
    最も実装が館簡単な方法
  • パブリッシャーデプロイ

    パブリッシャーによってセキュアシグナルの生成・収集用のスクリプトを
    設置して各デマンドに共有する方法です。

    デプロイについては各IDベンダーとマニュアルを提供いただく必要があり、
    非常に専門的な知識(プログラミング)を要する。

これらの三つの内から自分のサイトの環境にあった物を選んで終了です。

33Across Lexicon IDをセキュアシグナルのみで実装する方法

次は、Prebidがまだ導入することのできない状態やHeaderBidding Wrapper事業者側の
都合でLexiconをPrebidを経由して導入できない人向けにセキュアシグナルのみで実装する方法
を解説します。

魔理沙っち

実はこの記事を書いた一番の理由がこれでもあります。

エンジニア

日本語の実装方法はもといGoogleデプロイでの導入方法を解説している資料がメールによるやり取り以外公開されていなかったのでその備忘録のようなものです。

必要な物:

  • Google Ad Exchangeが付与されたアドマネージャーもしくはアドマネージャー360
  • 33Across LexiconパートナーID(PID)

早速実装する

パートナーIDをもらえたらサイトのHead部分CMPのタグの終了後
アドマネージャーのGPTタグより前の位置に以下のスクリプトを配置します。

window._33across = window._33across||{};
window._33across.idMappingsConfig =window._33across.idMappingsConfig||{};
window._33across.idMappingsConfig.pid='001Pg000007DySQIA0';

まず、window._33acrossで33AcrossのID収集スクリプトが動作していること
をトリガー(捕捉)します。

次に、window._33across.idMappingsConfigでコンフィグにアクセスし
window._33across.idMappingsConfig.pidでpidを上書きして終了。

ここまで出来たら、セキュアシグナル設定の33Acrossの統合方法
Googleデプロイにして終了です。

まとめ|今後もセキュアシグナルの実装方法を発信します!

今回は33AcrossのLexicon IDをセキュアシグナル
として設定していく方法を解説しました。

今後もいくつかの共通IDベンダーのIDをセキュアシグナル
として実装する方法を解説していきます。

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この記事を書いた人

魔理沙っちのアバター 魔理沙っち 自称:精肉社畜個人投資家自作erブロガーゲーマー

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